自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2017年3月3日金曜日

生きる事は動く事信じる事

楊名時先生の本の中の言葉で最近心に響くようになりました。

これは、指導をして多くの生徒さんから学んできた証のように
思います。

流水腐らずというように流れる水は腐らないと同時に
病気の治し方について書いてある文章に心を動かされます。

病気の治し方です。

一つは薬。
二つ目は自然治癒力。
自然治癒力を引き出して治す方法です。
そして三つ目は、治さないで治す方法。

えっ?と耳を疑います。
治さないで治すなんて?

それは、信じるという事。

私は、二つ目の自然治癒力を高めるのが楊名時太極拳だと
思っていたのに、楊名時先生は、三つ目の治さないで治す方法だと
おっしゃる。

血の巡り、気の巡りが滞る事がない太極拳の静かな動きが、
あなたを健康に導いてくれる。
信じて下さい。

とてもこの言葉が腑に落ちました。
指導して過ごしてきた日々が、楊名時太極拳の心を養ってくれました。

昨日、私の教室の生徒さんで持病の方や高齢でつま先立ちが出来ない方が
出来るようになり手すりにつかまらず階段の上り下りが出来るようになったと
お話ししたら、生徒さんのお一人が、週に一度だけでしょうか?
と質問されました。

その時の私は、それは、心が動いたのだと思いますと言いました。
筋肉がついたから、やる気が出てきたのか?
心が動かなければ、いつまでも薬だけに頼ったり、人任せだったら
良くはならないでしょう。食べる事に気を遣うだけでも足りないと思います。
人間は、動物です。養生は家でくつろいでばかりいてもいけません。
仲間とともに一緒に体を動かしてみる。一人で黙々と動くばかりでは、
驚くことに効果が低いと毎日新聞に書かれた記事があったようです。

太極拳の動きや八段錦が動けるようになるのと並行して、
家でも少し動いてみたのかもしれません。

体調が良くなると信じる心、それが楊名時八段錦二四式太極拳なのです。

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