今日は、正法寺のお彼岸供養です。
良いお天気で嬉しいです。
土曜日に肺を患い入院されているご主人を持つ生徒さんに
リハビリにもし寝たきりならあばら骨を鳥かごとおっしゃっていた
楊名時先生の鳥かごを膨らますような深い呼吸をしていただいたり、
車いすやベットに座れるようなら1式の起勢を教えて差し上げて下さいと
お伝えしました。
昨夜早々メールをいただき、ご主人がリハビリで病院でその起勢のような
動きをしているというお話しをされていたようです。
病院のリハビリの現場でも太極拳の動きが使われているんですね。
起勢は、昔結核患者が不治の病だった時に、
中国で村で結核が流行して医者に見放されてしまった
人たちに起勢をしてその村の結核患者がなおってしまった。
という話が残されているほど、難しい動きではないのに
奥が深い24式のはじめの動きです。
楊名時先生は、宇宙と自分を一体に自然に逆らわず動く十字手という動きを
その前につけられました。
肺がマッサージされるような肩まわりがのびのびとした動きです。
風邪をひいた時にこの十字手や起勢や八段錦の中の2式を椅子に座ってするだけで、
肺が心地よいのが感じられます。
元気な時には、ほとんど感じられない内側の感覚が、肺の調子が悪い時には、
よく感じられるものです。
十字手のように手を大きく広げるのは、大変かもしれません。
でも起勢は、ベットの上に体を起こせれば出来ます。
ご主人も奥様が始められるときに一緒に強引にお誘いすれば良かったと
思いますが、本人カメラマンとしてご活躍いただきました。
肺の調子だけじゃなく、起勢を続けると心が治そうと思う気持ちが充実して
つかまってでも立ち上がろうというお気持ちにならないかなと
そんな期待をしています。
生きる事は動く事。
無理なく動ける太極拳の動きをリハビリに
自分の足で歩けるようになられる事を願うばかりです。
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