自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2017年3月26日日曜日

稽古要諦と規範教程

土曜日、進先生の講義を二つ本部道場に受けに行きました。

進先生の理論は、太極拳を知る上でとても重要だし面白いです。

結局のところ、慧先生のおっしゃることと進先生のおっしゃることは、
何一つ違いがない。

楊名時先生の独特の解釈が楊名時24式太極拳であって、。
名時先生の癖があるだけで、楊名時先生の動きは、
達人がなせる究極の技だと思う。ただ胴着を着て動かれていて
どうなっているのかわかりにくい。

進先生の身体の動きは、外から見てもわかるようにTシャツがピッタリしていて
動いて下さる。

理論で説明して動いて見せて下さるから、面白い。

顎の動きで虚実を分けていく。
ターヤオと収臀のたわみは、呼吸ぐらい外からわかりにくいけど、
収臀の背骨がまっすぐに長くなった時に、
クワの緩みが深くなり、ターヤオの時にクワの緩みが浅くなり、
結果、雲手の時の頭の高さが変わらない動きと説明と
ほんとにわかりやすい。

フォロースルーが定式で、途中に収臀から定式でターヤオになる。

収臀とターヤオは、誤解して理解するとものすごく激しい動きのように
思うけれど、外から見て誰でもがわかるようなものではなく、どちらかと言うと
おのずと収臀になったりターヤオになったりする。

私の大好きな動きは、背式が腰のひねりであっという間に背式じゃなくなる動き。

それから、手の動きじゃないと良くわかる肩甲骨や腰の動き。

そしてちゃんと雑味がない動きが良いとおっしゃる。
背式にするように腕をひけば、それは雑味のある動きになる。
初心者は、虚実を100%と0%にわけると覚えると良いけれど、
上級者は、99%と1%、98%と2%と丁寧に繊細に意識して動きなさいと言う。

楊名時先生のエッセンスに満ちた稽古要諦の意味を深く理解していくこと、
アプローチは、気や理論や武術やいろいろあるけれど、
楊名時先生の選ばれた稽古要諦を読み解く事は、
楊名時先生の心の太極拳の中の深いところにも通じ、
私は、慧先生と進先生のおっしゃることが何も違わないと心でいつもそう感じています。






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