自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2013年5月31日金曜日

気場

楊名時太極拳の名時先生が、太極拳は、動きが3割で心が7割とおっしゃったのが、
最近つくづく心に響くようになりました。

見た目の動作が難しく、一生懸命の頃には、なかなか意味が理解できない
ことだったように思います。

今でも指導者研修で橋口先生に腰をつかまれて、ぐねぐねと腰の位置を直されたり、
腰の回すタイミングや手の位置から、何から何までご指導を受けてなおされて、
自分の太極拳の動きを、必死で再チェックしている状態です。

でもそれは、見た目の形で、いくらでも自分で努力して、鏡でなおしたり、
気をつけたりしながら修正可能なものです。


心をこめて稽古なさいと慧先生に言われている、その心をこめることが
難しいことで、雑念が湧いてしまいます。


最近、お教室をあたらに作り、少し年月が経過したお教室と
新しいお教室を比べるチャンスをいただいて、
つくづくと気場というそれぞれのお教室の持っている雰囲気というか、
そんな気を感じるようになりました。

年月が経過してきたお教室は、生徒さん全体の調和のとれた良い気場が出来上がって
来ます。
新しい方がそこに一人一人と加わっても、そのお教室の持っている雰囲気に
溶け込んでしまう。


一生懸命心をこめて稽古すると、足の運びに品格が現れ、お教室は、調和して
息のあった太極拳を皆で舞えるようになりますという慧先生の言葉の意味が、
ほんの少し理解出来たように思っています。


動けるような方には、どんどん前に出てもらっています。

太極拳とは不思議なもので、左右場所を入れ替わっただけで、
まったくわからなくなったりするものだったりします。


前に出ると、緊張したりします。
心が、違う方向に向くのだけれど、心静用意という稽古要諦のように
心を自分で落ちつかせて、今の自分の動きに集中出来ることが大切です。


毎回、太極拳をするたびに、自分の太極拳が違います。
それがまた不思議で面白い。
同じ日でも朝昼晩と違う舞いになったりします。

わかってくると壁にぶつかったり、ステップアップしたり、横ばいだったり、
何でも上達するということは、そういうことかもしれません。


太極拳をしている人がゴルフやテニスが上達するらしい。
よく聞くお話で、心と中心軸が鍛えられるからだと思う。
ピアノもそうだと言いたいけれど・・・・

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