自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2013年5月5日日曜日

オペラの発声

昨日、本場イタリアのオペラの発声を次男が学びました。
新しい先生もその指導法を見ていて、次男が今後どのようなレッスンを続けるべきか、
の指導方法を教わっていました。

正直言って、今まで次男が学んで来たことが、まったく邪魔してしまいました。
口の形から喉の開け方から何から何まで変な癖で、直されていて、
次男の声が、喉を上手く開けてなかったのが、ナッツァレーノ・アンティーノーリ(テノール)先生に
すべてなおされ、次男の声が間違っている方向だと言う事が、よく理解出来ました。

新しい声楽の先生が、今までのことは、すべて白紙で良いかしらとおっしゃいました。
はじめて習うつもりで、今からスタートです。

早く会場に行き、初心者の方や音大の声楽を勉強されている方などのレッスンを見たり、
日本に来日するたびにレッスンを受けられていた女性の歌声を聞いて、
私が習ってきた常識だと思った事がまったく非常識であったような感じです。

日本に来日のたびにレッスンを受けられていたという女性の歌声は深みがあり
素晴らしかった。彼女の発声練習での先生の彼女のレッスンの成果で、
地声と裏声、裏声の中でもチェンジするポジションを綺麗に歌われていて、褒められて
いました。チェンジの音をピアノの音で先生が示して下さり、
聞いていて面白かった。

ナッツァレーノ・アンティーノーリ(テノール)先生は、
発声の高音をレッスンで無理に出させるようなことはしてはいけないなどの注意をされていました。
それは、年齢を重ねた初心者の方にも同じことをおっしゃっていて、声をつぶす可能性を
とても心配されていて、喉の疲れさせないレッスン方法で、まったく喉に負担になるようなことを
いっさいされません。

高音は、頑張って出すものではなく、きちんとした準備出来た身体から自然に出るものだと
おっしゃっていました。

日本人の多くの指導者が、横隔膜の高いポジションで高音を出させるけれど、
それは、間違いだとおっしゃいました。

口の形もやはり日本人は、尖らせた口ばしのような口をさせたがるけれど、
日本人や東洋人のオペラ歌手で世界で活躍する人にそんな口で歌っている人は、
一人もいないとおっしゃいました。

凹凸が激しくない日本人の顔を良い声を出そうと口をとがらせるような指導を
するようだが、そんな口は、デタラメのようです。

次男は、口をとがらせて歌っていました。そして喉も開いているとその声を聞いて、
私は思っていましたが、ナッツァレーノ・アンティーノーリ(テノール)先生の開いた喉を
真似するように指導を受けて発声練習したら、今まで開いていたと勘違いしていた声は、
完璧ではなく、先生の口を真似て、出した声は、どこも閉じたところがなく、
まったく違う声でした。

私は、レッスンを受けませんでしたが、先生の一言一言に驚きました。

20歳と22歳の若者は、まだ声が円熟されてない声で、
今のレッスンを続けていくとだんだんと年齢を重ね良い声になること、
ビブラートも学ぶ必要はあるが、だんだんと出来るようになること。

高音は、無理して出させたり頑張らせたりするものではないこと
楽器は何回もの繰り返し練習をするが、声楽は、無理は絶対にしないこと。
ただし肉体的に疲れている時には、リラックスして声帯は良い声が出るのだと言う事なども
おっしゃっていました。

次男のレッスンを撮影しました。パソコンに取り込んで焼いて、次男に送ろうと思います。
間違った声と完璧な声の違いを自分で理解するようにと、
良い声の時は、何回も褒めていただき、少しでも今までの発声で喉を閉じた時には、
何回もやりなおさせていました。

先生ご自身の正しい発声の声を繰り返し先生、次男、先生、次男と歌って、
先生ご自身の声を次男の耳と目に焼き付けてくださるように指導していただき、
今回のレッスンを受けることが出来て本当に次男には、良い経験になったと思います。


次男も私も新しい先生のレッスンで再スタートです。

オペラ歌手になってもらおうなどと思っているわけではないですが、
何事も続けて、良い趣味を持っていて欲しいと思いました。

渡辺プロダクションでの経験も、だからって売れるわけでもないと思い、
私は、良い社会勉強だと思って見ています。
就職して生活して行けば良いと思っています。

色々なことが次男の経験で将来何かの役に立てば良いと思います。
まだ若いし何でもチャレンジすれば良いです。


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