一人で太極拳の24式のいろいろな形を稽古している時に
肩をあげて肘をあげてと肩沈垂肘とは真逆の事をやってみると良い。
とくに片足の重心の時など、肩を上げると重心の位置が完全に上がってしまう。
その感覚を得られるかは、初心者では微妙だけれども
わざとそんな事をしてみると良い。
肩を下げて肘を垂らした瞬間に重心の位置が丹田に降りてくる。
そうすると下半身が安定して、どっしりと足裏が大地を踏みしめ
ピタッとくる感覚になる。
片足でたっているのだから、体重計に乗っても変わるわけじゃないのだけれども
その感覚の繊細な違いが太極拳をさらに深いものにしてくれる。
24ある稽古要諦は、それぞれ別々のものではなくすべて関係してくることが
わかる。
やってはいけない太極拳の動作としていろいろな形を
生徒さんに見せるために変なかっこをしてみると
逆に稽古要諦の意味がよく理解出来たりする。
ぎゅーと伸ばしてみたり、ぎゅーと曲げて見たり、
上体を倒してみたり、お尻を突き出してみたりしてみる。
だけども太極拳は、自分の動画でも映さないと自分の
姿がどうなっているのか、鏡ぐらいじゃわからない。
とくに後ろからとか前からとか角度を変えて映してもらうと
修正点がはじめて理解出来る。
昨日、生徒さんが自宅で稽古したいとスマホで私の24式を後ろから撮影した。
さらに奥さんが前から写して帰られた。
これって恐ろしいよねえ。粗が丸見えになる。
だけどこういう事を断らない。
自分も進化しているつもり。もう5年前とは動きはぜんぜん変わったと思う。
昨日午前午後の稽古と撮影とで結果24式を5回動いた。
一番生徒さんよりも私が稽古している。(笑)
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