自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年10月15日月曜日

丹田

お臍の下の2センチから3センチのところにあると言われている。

この丹田だけれども、声楽を習っていると
先生は、丹田という表現を使わないけれども
お腹を引っ込めて、ずっと一曲歌いきるようにと言う。
猛烈に丹田を引っ込めるように、少しでも緩めるとすぐに先生には
わかってしまう。

ところが丹田というところは、いくら固くお腹を引っ込めておこうとも
他の身体の部分はリラックスして緩めておけるところなのです。

声楽のおかげで、私は、24式の間丹田を意識して声楽の表現では
お腹を引っ込めたまま動いている。

丹田は緩めずに動けるようになったら、外の太極拳の動きは、
大変緩んで柔らかく動けるようになったのです。

最近は、ようやくもう少し丹田には声楽ほどではなく
ゆとりを持って意識しながら動いている。

声楽の先生は、私がこんなにいつも丹田を鍛えていると思っていないので、
表現が極端に感じて、私は、上半身までも力を入れてしまっていた。

だけど、最近のレッスンで、ふと太極拳と同じで身体は緩めておこうと
思ったら、喉の力が抜けて、先月のレッスンでは、もっと音楽的な抑揚など
単語のそもそもの発音の注意を受ける事にレッスンの質が向上したと感じた。

そして指導中の発声は、完全に声楽発声にしている。

日本語は、喉をしめて発音する言語だけど、イタリア語は、喉を開けて発音する。
声楽や歌は、喉をあけて歌うのが基本。

習い始めたばかりの頃は、そもそも喉を開けて発声するという意味すら
ぜんぜん理解できなかった。
今は、完全に喉をあけて喉にストレスなく声を出して動くようにした。

先生の声が良いと言われたりするようになり、
声楽を習い続けて良かったと思うのは、
それが、太極拳に動きから声から指導者としてすべて無駄がなかったと
思える。

一つ悩ましいのは、この丹田が鍛えてくるとお腹が出てくる気がする。
気のせいだろうか?
声楽の先生のたくましいあのお腹とお身体。
私が痩せたりすると痩せる必要が声のためにあるのかとおっしゃる。(笑)
身体が楽器で先生の美しい声が部屋に響き振動させる。

いきいき太極拳という  上野常裕先生の書かれた本のスポットライトという項目の
中にやはり丹田に常に意識して力を入れておくと書いてある。
腹部の深層筋が衰えると内臓が下垂して冷え性にもなりやすく、
腰を痛めやすいと書いてある。

丹田への意識、わかりやすいのは声楽的にお腹を引っ込める事だと思う。
引っ込めて動いている間に非常に深層筋が鍛えられてきて、
意識する程度で十分になる。
その意識は、鍛えられてからだとつくづく感じています。

はじめは、お腹を引っ込めたまま動いて見る事をお勧めしたい。
そんな事は指導では言わないけども。
声楽では、そう言われ続けます。
それはもう一つ年齢もあると声楽の先生がおっしゃる。
若い頃は、そこまでじゃないけれど、年齢を重ねてきたら、
お腹をへこませたまま歌わないと良い声が出なくなるという。
喉でなんとかしようとしたら、声帯が疲労して歌えないから。

丹田を身体の中心において、身体の力み抜いて、ふんわりと浮く風船のイメージで
軽やかに動く。
手足の上下をするだけで重心の位置は変わるけれど、いつも丹田を中心においておくように
意識して動いていく。下腹に力を入れる。

慧先生が土曜日の稽古の時に、書道も何でも同じだと思うと
おっしゃった。
そうですよねと納得して、この丹田が意識出来ていないと何にも出来ないという事だと
思って、つくづくすべてに共通する事だと思った。

年齢を重ねていけばいくほど、お腹を引っ込めて深層筋を鍛えないといけない。
だけれども太極拳の動きは、いろいろ変化してそれどころじゃない。

師範をとられてからぐらい11年過ぎた頃ぐらいから意識されたら
良いんじゃないかと思っています。

そもそもだから長く続けないと太極拳の楽しみがわからないまま終わってしまう。
継続は力ですね。


0 件のコメント:

コメントを投稿