毎週、土曜日に新宿朝日カルチャーで楊慧先生のお教室で太極拳の稽古をしています。
慧先生の優しい笑顔が多くの生徒さんが癒される笑顔だと思っています。
柔らかい動きの中に、攻撃の時の鋭さが隠れていて、
慧先生の動きは、ただ舞のように美しいだけではありません。
でも美しい動きに魅了されます。
一瞬にしてその場を変えてしまうような静と動の世界。
素晴らしいと毎回その気場を楽しみに通っています。
稽古要諦の内容を動きながら結び付けてご指導いただきます。
その内容が最近深く入ってきて、生徒さんにわかりやすく伝えようと毎回
勉強になります。
いろいろな生徒さんが私のお教室に来て下さっています。持病をお持ちの方もいます。
無理なく身体が思うように動けなくても、気にせず健康のために続けられる環境作りを
したいなと思うのです。お教室の後ろで椅子に座っていても違和感なく出来るような
そんな環境を作りたい。
あまり皆さんが気にかけ過ぎず、自然な状況が理想だと思うのです。
昨日、慧先生が、高齢の方に声をかけていらして、
肩が痛いからあがらないとおっしゃるのに、「肩をあげようとしていないで、
しっかり内側から上げていらしたから、肩が痛くてあがらないと思われなかった」と
褒めていました。
少しお教室に来る時に、心配ごとがあって、問題は解決されていたとはいえ
心が乱れていたと思うのです。
そのことには触れず、稽古の内容でその方に声をかけてしまう慧先生の心使いは、
見習う事が多く、感動しました。
93歳のお父さんと87歳のお母さん、皆さんがお父さんお母さんと呼んでいます。
電車で1時間もかけて稽古に来られるお姿に学ぶことが多く、
このお教室は、素晴らしいなと思うのです。
足腰が丈夫でいられる太極拳、膝の痛いと少し休まれていたお母さんが、
また普通に通って来られることは、ほんとに驚きでした。
お二人でいつまでも通い続けられると良いなと思いながら、
たまたま楊進先生の講義のあとお二人の帰る時間とかさなり、
後ろ姿を眺めながら思った私です。
進先生に習う3節論。
少しようやく身体が理解出来てきて、少しだけわかったような気になり、
面白かった。
太極拳、深い。
まだまだ意識が浅い自分を発見できました。
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