自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年9月26日水曜日

稽古要諦の理解

毎回、稽古要諦を稽古の時に説明しています。

朝日カルチャー新宿の土曜日に慧先生の説明をとにかく文字に
必死で書きとめる。以前に伺った事ももちろんあるけれども
それでも毎回書きとめる。

それには、不思議にその時の自分の意識で心に伝わる事があるからです。

稽古の時に、毎週10教室で同じように説明している。
ところが、不思議にまた説明していながら、
突然自分の中で、発見すろ事があるのです。

その時にはじめたばかりの頃の事を最近ふと思い出すことがある。
陰と陽 相反するものが存在して世界は調和している。
朝と夜 男と女 などなど
その説明を聞いていて、それが太極拳と何がかかわりがあるの?
太極拳しながら〇〇〇するわけでもないし???

と思っていた。

当時の自分を思うと今は可笑しくて仕方がない。

相反するもの。
上虚下実が大前提であること。下半身の安定なくして、柔らかくゆっくりと動く
なんてことがあり得ない。体幹が出来上がってきて、はじめて外から見る動きが
柔らかく動けて柔らかく見える。
柔らかくふんわりと見えるように動けるまでに年月が必要であったり回数が
必要だったりする。
剛柔とはなかなか深い。

昨日動静について身体の中でに入って来た事があった。
あまりにも動きの意識、攻撃の意識が強いと
頑張りすぎてしまい、上体が倒れこんでしまう。
押すんだと思うあまり、5センチでも状態が倒れたら、中正が保てない。
どこか心の部分でブレーキがかかり、自分の身体の状況を
冷静に客観視出来ないと動きに振り回され過ぎて、軸が乱れてしまう。

すべての稽古要諦がつながる一瞬でもあり、
そんな瞬間が自分の中で繰り返されて、言葉として動作として
生徒さんに説明するときの役にたつと思われる説明が動きながら出来るように
なってきた。

当時の自分が

わからなかった事を、いかにわかりやすく説明できるかだと
初心にかえって、はじめて太極拳をしてさっぱりわからなかった時の
事を思い出すととても指導に役立つ発見があるとつくづく思います。

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