自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年9月18日火曜日

求めない

生も死も隣り合わせ。

樹木希林さんが亡くなり彼女のインタビュー映像を見る。

ふと加島祥造さんの本「求めない」が頭をよぎった。小学館の小さい本です。

求めない
すると簡素な暮らしになる
求めない
すると今十分に持っている事に気づく
求めない
すると今持っているものがいきいきとしてくる
求めない
するとそれでも案外生きてゆけると知る
求めない
すると人間は案外求めるものだと知る
求めない
するとキョロキョロしていた自分が可笑しくなる
求めない
するとちょっと恥ずかしくなるよあんなにクダラヌものを求めていたのか、と
求めない
すると心が静かになる
求めない
すると楽な呼吸になる
求めない
すると身体ばかりか心もゆったりしてくる
求めない
すると心が広くなる
求めない
すると人に気兼ねしなくなる
求めない
すると自分の好きな事が出来るようになる
求めない
すると恐怖感が消えていく
求めない
すると心が澄んでくる
求めない
すると悲しみが消えてくる
求めない
すると時がゆっくりと流れはじめる
求めない
すると心に平和がひろがる

求めない
すると待つことを知るようになる
求めない
すると自然の流れに任すようになる
求めない
すると判断がフェアになる
求めない
すると冷静に見る目となる
求めない
すると現実が良く見えはじめる
求めない
すると自分を客観視できるんだ
求めない
すると求めない自分の淋しさをしる
求めない
すると求めない自分の勇気を知る
求めない
すると本物を探している自分に気づく
求めない
すると自分のセンター(中心)が見えてくる


ずっと続く求めない言葉。
この先どんどん言葉が深くなる。

樹木希林さんは求めない生き方をしていたのではないかと
数々の彼女の言葉を聴いてそう思う。

求めない事は、何にもしない事ではなくて、
自分の中の内なる力が沸いてくる
眠っていた力が沸いてきて
自然な生き方になりストレスにも強くなる
静けさが豊かさになる。

いつの日かもっと自分が自然体で生きられるようになりたいと
思う。

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