ゆっくり吸ってゆっくり吐く
動きもゆっくり
気持ちもゆっくり
慌てない
日常から切り離して、お稽古前半は、どれだけゆっくりゆったりした心で
立禅、スワイショウ、八段錦、24式と流れの中で出来るか?
この世界に一瞬にして私たちを連れて行って下さった大堀先生の
言葉と先生の声がけと雰囲気は、ほんとに素晴らしかったと思う。
慧先生ももちろんその世界に連れて行って下さる。
もしかしたら慧先生には、私など置いて、ご自身だけの世界に入ってしまわれて
ついていけないかもと思わせる独特の世界が感じられる。
気場を作ることはなんと難しい。
でも少しでもそんな日常と違う世界に皆さんをお連れしたい。
大堀先生の時に感じた、あの感じを肌で感じていただきたいと
思う。
経験が長い人ばかりじゃなく、スポーツジムスタジオなどは、初心者も参加される。
楊名時太極拳のすごいなと思うところは、初心者も経験者も同じ空間で動く事が出来て、
何となく一体感が得られる感覚があり、覚えてない、先が読めない歯がゆさがあるかも
しれないけれど、何となく終わった後の爽快感が初心者も味わえる。
初心者の方がいるので、説明しないわけにもいかない。
いかに邪魔にならず、ゆったりした気持ちになることが出来るか?
言葉を選んで指導しようと思う。
ただの見取り稽古は、今の指導には、合わない。
指導者になって特にスポーツジムの指導をしたら動きながら話さなくちゃダメよと大堀先生に言われたことが、懐かしい。
のんびりご自身の世界に集中出来る言葉。
ゆったり、ゆっくり、のびやか、のびのび、楽に、無理しない、
そんな言葉をゆっくり話す。
習ったことなど一生懸命伝えようと頑張っていろいろ言おうなどと思うのは、
ちょっと違う。
感覚、感性に働きかける言葉を選ばなくてはと良い言葉はないかと
日々ベストを探しています。
休憩中、大堀先生は、太極拳の世間話をよくして下さった。
東京で慧先生に習いなさいとか、慧先生のお教室で習ってきたことや
他の先生方のお話をいろいろされていた。
いろいろな先生のレッスンを受けてみなさいと勧められた。
今思うと、大堀先生、慧先生の指導を受けて、代行の原田先生や進先生の講義や佳代子先生の指導を受け、山梨の望月先生の指導や小倉先生の指導も
年月いろいろ何も無駄なことはなく、すべて私の宝物の時間になっています。
山梨の先生たちの少し動きが違ったところがあっても、健康効果も別に変わらず、
たいしたことではないことも良くわかる。
でも皆さんは、直すのが大変と思うみたいだけど、
続けてきたから、理解も早く、直せますよ、どうってこともない。
今でも毎回、慧先生や佳代子先生のお教室で気がついて私も修正しています。
意識が増えて、それもまた良いのです。
今日もゆったり。
慌てない。
では、また
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