自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年2月4日日曜日

立春

暦では、今日から立春、春は「発生」の季節という。

四気調神大論では、すべての物が芽生え天地間の万物は、
生き生きと栄える。

春の養生法は、夜更かしをしても構わないが、朝は早く起きる。

朝、庭をゆったり散歩して身体をのびのびと動かす。
春に芽生えた万物と同じように
心身ともに生き生きと陽気を発生させる。

天地間の陽気を胸いっぱいに取りこみ体内の陽気を大事に育てる。

これに背くと春によく活動する肝気が痛む。

すると夏になって寒性の病にかかりやすい。

是非とも朝に外に出て、第一段錦をおこなって欲しい季節です。
胸いっぱいに陽気を取りこみ
体内の陽気を育てましょう。

息をすって手をお腹の前で右手の人差し指が上にくるように組んで
一度吐いてそれからゆっくり吸いながら手をあげて胸前で組んだ手を一度吐く呼吸で
下して再び深く吸いながら胸前で今度は手のひらを返して天に向けて
内臓を縦にストレッチする気持ちでのびのびさせてから
組んだ手をゆっくりと放してゆっくりと吐く呼吸で身体の周りに手のひらで円を書くように
左右均等に手を下してみてください。
吐く息はゆっくりで呼吸が続かなかったら息継ぎをしながら
おこないます。

これは、楊名時八段錦太極拳の中で前半に行う第一段錦(双手托天理三焦)という気功法です。
深い呼吸を丁寧に動作と呼吸を合わせて気持ちよさを感じて行うのが
ポイントです。吐く息を長く、出来る限り手は肩を緩めるから降りてくるように
ゆっくりと手を下すことが大切です。

この時おのずとお腹が凹み、内臓と内臓の間に良い気血が巡り
三焦と言って内臓全体が整う効果効能があるとても素晴らしい気功法です。
三焦は、舌の付け根から排泄の肛門までの内臓すべての事を指します。

難しい動きではないので、文章を読んで理解していただけたら嬉しいです。
是非、春の朝、この気功法がお一人お一人の自分の物となり
宝物のようになると良いです。
シンプルな動きを回数を重ね何年も何年も行う事で、
回数を重ね理解できることがある。

頭は天に伸びるように、また足裏は大地に根を生やしたように
陰陽の調和を身体の中で感じ取りながら、その心地よさを深く味わえるためには
回数と年月が必要です。
心をご自分の内側に向けて、丁寧に行います。


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