自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年2月2日金曜日

陰陽調和

太極拳や八段錦をするときに、頭のてっぺんは、天に伸びていくように
また足裏は大地に根が生えていくような感覚でと
ずっと言われ続けて、自分でも上に伸びていくイメージや地にどっしりと
したイメージで動いてきた。

そして腰は、柔らかく。
ずっと左右にひねる柔らかさだけかと感じていたけれど
最近上下にも腰が柔らかくふんわりしている感覚が感じ取れるようになった。

そして身体全体が上下に伸びて腰がか要となって
調和させるときの心地よさを感じている。

中国古代の東洋医学で昔の人は百歳でも衰える事がなかったという。
なぜ現代人は、精神も肉体も弱いのだろうか?

四気調神大論の中に一つのヒントをつかんだ気がした。
今の冬の時期は、早寝をして朝もゆっくりと起きるのが良い。
四季いろいろで例えば夏は、夜遅くまで起きて早起きして良い季節。

日本にもあるこの四季に逆らわないように生きるのが健康の一つだと考える。

冬に夜中に起きて活動したり、夜更かししたり、そんな事をしていて
良い春が迎えられるわけがないんじゃないかと思うようになった。

上下の陰陽が身体の中で調和していたら、気血が身体の中で滞ることなく
巡り、そして冬に早寝して朝もゆっくりと起きる。
本当に寝てなくても良いじゃないかと思う。
目が覚めていても身体を横にして休めたら良いと思う。

夏は、いくらでも活動して良い時期。

考えたら夏は、私は眠れなくて、夜も遅く寝て朝は5時半に目覚めて行動を
はじめていた。

皆さんもそんな自然の摂理の通りに生きてみたらどうですか?
冬の今、早く横になり朝も朝日が昇ってから起きる。

何時間寝たいだとかそんな事に振り回されず、
今の時期は、ゆっくりと身体も冷やさずに温めておく。

きっと良い春が迎えられるのではと思う。

夏に眠れないからと睡眠導入剤を飲んだりして長く寝ようと思ったり、
そんな夏を過ごしたら、秋や冬が良い身体で迎えられないと思う。

年をとって眠れないと悩まず、身体を横にしておけば身体は十分に
休まっていると思うと良いと思う。

起きたときにゆったりと立って、上昇する気と大地に伸びる足裏をイメージして
深い呼吸を続ける。

身体の中で陰陽調和がおこる。

身体の中で陰陽上下が交流しなくなったら、どんな良医にも治せない。
陽気が滞れば死病につながる事が多いという。

上下の陰陽調和で骨髄に気の流れを通していく。
身体全体に良い流れを作っていく。

あらためて楊名時先生が私たちに伝えて下さった八段錦と太極拳の素晴らしさを
感じています。
陰陽調和が滞る事なければ良いのです。
上手く動けるとかそんなことどうでも良い事かもしれない。
ついつい指導者としては、綺麗に動けるようにとか
武術的に正しく動ける事ばかりを追い求めてしまいがちでsう。

武術的なことや綺麗に動ける事が上下の陰陽の調和につながる事にもつながるとも
思う。上下の感覚を知らずに何年も繰り返していくことより、
効果効能は意識した方が高いだろうと思う。

武術の太極拳とあきらかに違いゆっくりに動く事にされた楊名時太極拳。
これが、やはり健康に良いのは、この上下の感覚だとか左右の感覚だとか
前後の感覚という陰陽調和をゆっくり自分で味わい気血の流れを良くして身体を整える
素晴らしい東洋医学の考え方に合ったものなのだと最近つくづく感じます。

すべての動きが健康に良い動きになっている。
関節に無理な負担もかけない。
まろやかな動き。

自分の身体に向き合って、自分のペースで出来る。
本当に素晴らしい。

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