自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年2月13日火曜日

鬆腰円だん(ソンヤオユエンダン)

ソンヤオユエンダンというダンと言う字がIMEパットで手書きしても出てこなかった。

月へんに當という字。

主宰於腰(ジュウザイユイヤオ)という稽古要諦を学ぶときに
必ず一緒に覚えると良いと名時先生がおっしゃっていたと
毎回5週目の時の稽古で慧先生が教えて下さいます。

鬆腰という言葉、ずっとピンと来なかった。
ピンと来ないと言うのが当てはまるかどうかわからなかったけど、
腰が動きの源であるという意味の稽古要諦や柔らかく腰(太極拳だとウエスト)
を使うという事だと理解していて、普通に感じる理解だったと思う。

私の腰への理解は、左右に回転する腰の柔らかさだと理解していた。
もちろんそういう意味もあると思う。

それって普通の理解だと思う。

回転も身体の固い人柔らかくウエストが回る人いろいろ個人差がある。
スワイショウでこのウエストがひねれないといけないし、
最近よく進先生や慧先生がおっしゃる目も後ろまで見るように
後ろ歩きの重心をのせた反対の回転のスワイショウをして、
このウエストを柔らかく回転できるようにと考えていた。

もちろんこれも正解だとは思うのだけれど、最近ふと鬆腰は、
回転だけの柔らかさじゃないと気が付いた。

身体の上下のつなぎ目である腰は、進先生の講義では、たわむという表現を
使われるけれど、やんわりとふんわりとした上下の感覚で
回転と同時にやんわりとふんわりとした腰の上下の柔らかい感覚が含まれていると
感じられるようになった。

鬆腰円だん(ソンヤオユエンダン)のお話を慧先生から伺うたびに、
何でこんな言葉を一緒に学べとわざわざ名時先生はおっしゃったんだろうかと
何回も伺いながら実はとても意味不明だと思っていた。
その他に十分それを補足する稽古要諦があるじゃないかとか
生意気にもいろいろ感じていたのだけれども、
この言葉、ものすごく深いぞ!と突然身体が教えてくれた。

楊名時太極拳は、年月と稽古要諦を学び続け頭だけじゃなくて動きを何回も
繰り返す時にはじめてその言葉の奥深さを理解できる時が、たびたび訪れて
これがたまらなく楽しい。

リラックスするという意味の稽古要諦が、前半にあり鬆という字は、
重要なキーポイントではあるんだけれど、あらためて最近この
24の稽古要諦にない毎回5週目に慧先生が教えて下さるこの言葉を
皆様にお届けしたくなりました。

腰を緩めて動きましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿