軸を定める事は、とても難しい。
私は、半歩寄せるという数か所ある動きの部分稽古で
細心の注意をして丁寧に半歩寄せている。
その時に、前傾に頭がならないように足を寄せる。
進先生の講義で太極拳は、前に倒れて歩かないんだよ。
というお話がある。
歩を進める時も股関節が緩み軸が緩むことで足が前に出ていくのだけれど、
この半歩寄せる時にも前傾に傾きやすい。
私の言っているのは、大幅な傾きではない。
傾かせないために、前足にきちんとまっすぐな軸を意識出来てから
足を半歩寄せる。
鏡を見ながら、例えば11式の単鞭の時に半歩寄せる時、
以前自分でも感動するような発見があった。
だからただ何気なく半歩寄せてしまうほど勿体ない動きはない。
寄せた瞬間には尾てい骨を巻き込むような感覚で腰が立って
丹田が充実した上虚下実の素晴らし軸が取れる。
鏡の前で、何回半歩寄せるを自分の身体の動きを見ながら稽古したか
わからない。
お教室でそんな事を言うのはナンセンスだと思うから、
ほどほどに
でも軸を作るというのは実に難しい。
雲手もあわてずに軸が出来たら腰を回転させればよい。
回転は上手に目が導いてくれる。
目が最近のキーポイントだと感じる。
動きを覚えてないと指導者を見て動くから、その段階では、
大好きな私を見ていてちょうだいなんて
図々しい事を思っています。(笑)
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