野に咲くすみれは、世界中の人の心を惹きつけるのだと思いました。
モーツァルトの歌曲すみれもその一つ。ドイツリートの好きな曲の一つです。
昨日、毎日散歩コースにしているおじさまが、家の前を通ったので、
お隣のお花や木がすべて無くなってしまうとお伝えしたら、
「えっすみれも無くなるの?」とおっしゃる。
「僕は、子供のころ野に咲くすれみに心惹かれて、自宅に植えようと
抜いて持って帰ったら、いつも母親に「根が切れてしまっているからつかないよ。
何か道具を持っていかなくちゃだめよ。」と言われた想い出があるとお話してくれました。
いつもそのおじさまの話には、子供のころのお母さんのお話が出てきます。
「どのすみれですか?」と伺ったら、ともちゃんが鉢に植えているすみれでした。
昨年ともちゃんがすみれにはまって、鉢植えにしていたすみれでした。
鉢をもらっても良いとともちゃんが言っていたので、
「じゃあ、このすみれを私が育てて春の花が咲くころ、目につくところに置きますね。」
と言いました。
「是非そうしてくれよ、僕は、このすみれが、毎年子供のころを想い出して、
懐かしい花なんだよ。パンジーやビオラじゃあ売ってるだろう!だけどこのすみれは、
野に咲くすみれなんだよ。」とおっしゃってました。
「花や木は必要なんだよ。大切だと思うよ。お隣に花が無くなっても、
君はまだ若いから花を育てていてくれよ。
楽しみに歩いているから・・・」とおっしゃって杖をつきながらゆっくりと歩いて行かれました。
昨年ともちゃんとすみれを鉢やプランターに取って、私も植えていました。
家にもありますよと言えなかった。
そんなに目につくところに置いてなかった。
今年は、もうパンジーやビオラは寒すぎて、冬に植えるのをやめようと思っているので、
メインには、すみれを置いておこう。
お花を育てていると散歩されているおばさま、おじさまが声をかけて来てくれます。
たいしたことじゃないけど、日常のこういう会話がとても良いなあ~。
春になったらすみれの花をUPしたいと思います。
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