自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2012年8月27日月曜日

すみれ

野に咲くすみれは、世界中の人の心を惹きつけるのだと思いました。

モーツァルトの歌曲すみれもその一つ。ドイツリートの好きな曲の一つです。

昨日、毎日散歩コースにしているおじさまが、家の前を通ったので、
お隣のお花や木がすべて無くなってしまうとお伝えしたら、
「えっすみれも無くなるの?」とおっしゃる。

「僕は、子供のころ野に咲くすれみに心惹かれて、自宅に植えようと
抜いて持って帰ったら、いつも母親に「根が切れてしまっているからつかないよ。
何か道具を持っていかなくちゃだめよ。」と言われた想い出があるとお話してくれました。

いつもそのおじさまの話には、子供のころのお母さんのお話が出てきます。

「どのすみれですか?」と伺ったら、ともちゃんが鉢に植えているすみれでした。
昨年ともちゃんがすみれにはまって、鉢植えにしていたすみれでした。

鉢をもらっても良いとともちゃんが言っていたので、
「じゃあ、このすみれを私が育てて春の花が咲くころ、目につくところに置きますね。」
と言いました。

「是非そうしてくれよ、僕は、このすみれが、毎年子供のころを想い出して、
懐かしい花なんだよ。パンジーやビオラじゃあ売ってるだろう!だけどこのすみれは、
野に咲くすみれなんだよ。」とおっしゃってました。

「花や木は必要なんだよ。大切だと思うよ。お隣に花が無くなっても、
君はまだ若いから花を育てていてくれよ。
楽しみに歩いているから・・・」とおっしゃって杖をつきながらゆっくりと歩いて行かれました。


昨年ともちゃんとすみれを鉢やプランターに取って、私も植えていました。

家にもありますよと言えなかった。
そんなに目につくところに置いてなかった。

今年は、もうパンジーやビオラは寒すぎて、冬に植えるのをやめようと思っているので、
メインには、すみれを置いておこう。

お花を育てていると散歩されているおばさま、おじさまが声をかけて来てくれます。

たいしたことじゃないけど、日常のこういう会話がとても良いなあ~。

春になったらすみれの花をUPしたいと思います。

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