自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2012年4月15日日曜日

フェライン例会

昨日の田辺先生の例会には、大勢の方がお集まりいただきました。
前半は、ゲーテの魔王という詩の訳をして下さいました。
カントの啓蒙思想(新しいものを作る、科学的)からこの詩を読み解いて下さいました。
 
父親を啓蒙思想、子供を自然主義でファンタジーと捉えてこの詩を読み解いていただくと、
はじめに先生が訳して下さった、ゲーテの詩がまるで呼吸をはじめたかのように、
生き生きとしました。
ゲーテという詩人はファンタジーの世界に生きている。
 
私は、楊名時太極拳を学んでもいるので、常に陰と陽という東洋の思想を学んでいます。
田辺先生のゲーテの詩からもまさに陰と陽の世界が読み取れ、西洋も東洋の思想もつながったような
気がしました。
 
後半は、オペラの素晴らしさを再確認しました。
確かに先生のおっしゃるように演劇は、同時に台詞を言うことはありません。
でもオペラだからこそ、喧嘩も二重唱になる。
イスラムとキリストの対立さえも美しい音楽で魅了する。
言語の重要性をあらためて感じ、大衆にウケるもの大衆が楽しめる、
オスミンの役どころ、歌う場面を多くしてオペラでユートピアの世界を作った、
モーツァルト。意図的だったかどうか定かではないにしろ、
モーツァルトも陰と陽の世界をハーモニーで表現してくれた天才音楽家だったと
感動した一日でした。
 

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