自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2017年11月10日金曜日

年数

年数かけて審査を受けてお免状をいただき、
そして自らいつの間にか指導者になった。

太極拳の経験年数とお免状をいただくための審査、
指導をはじめた教室の数と自分の稽古とで気が付く事が
沢山ある。

どんな時にもはじめて聞いてはじめて動く事を忘れてはいけない。
それは、何年たっても同じこと。初心を毎回忘れてはいけない。

客観的に自分の動きを見て、稽古要諦にマッチした動きかどうか
いつも部分稽古の時に考える。

とくに最近私が好きなのは胸含抜背です。

準師範の時に慧先生のレポートに出して書いた言葉は、
心静用意でした。
当時は穏やかな心で太極拳が出来る喜びをしみじみ感じていた頃でした。

胸含抜背は、心の事を考えると一杯一杯にしないで、
いろいろな考え方を認め、大きな心で受け止めることが大事です。

心の部分だけじゃなく、動きの部分では、背中が窮屈にならないために
自分の背中がどうなっているか24式動きながら一つ一つの形で
客観的に感じていかないといけない。
肩甲骨が飛びててしまうのは、背式と言ってこの抜背の
あやまちになる。
その背中と腰の動きがまた密接で肩甲骨が飛び出てしまった時に
腰が柔らかく回っていたら、肩甲骨が飛びてたのが修正されたりする。

多くの方の24式動くときの後ろ姿を観察する。
中には肩甲骨が飛び出して動いてしまう方がいる。

なぜ肩甲骨が飛び出しているのか考えるとき、それがまた次の
自分の指導に生きてくる。

私にとってはじめて太極拳を教わった支部長先生の言葉や
朝日カルチャーで慧先生やH先生に教わる事や
本部で佳代子先生に教わる事や
進先生の講義を受ける事ももちろんですが、
朝カルの一緒に稽古する仲間の動き、
とくに大切に思う指導者は、すべてのお教室の生徒さんだと最近つくづく感じています。

身長、筋力、年齢、柔軟性、それぞれ皆さんの動きに教わる事が沢山あります。

自分の動きの指導者は、教わる先生+鏡とビデオ。
しかしどこが変なのかわかる目がないとビデオを撮っても
良いと思って見てしまったりすることもあるから、
難しいですね。
自分の動きをビデオで見る時は、誰よりも厳しく
見て、先日の青空、ありがたい事に固定ビデオを設置して
私の動きを撮って下さっていて、
Tさんに感謝です。

H先生が名時先生が「そんな細かなところを師範が気にしていたらいかん!」
と質問に答えられたと言っていた。前半の後に何を伝え話したら良いのかとの質問だったと
伺っています。

個性を生かしてのびのび年月を
重ねて培った個性的な心の動きが味があって良
かったりする。

一人一人、正解などなく、宇宙と一体に気持ちよく動いていたら
動きがどうでも良いじゃないと思ったりしながら、
一人一人が何を求めているのか、指導者として感じる心も大切だなと思う。

動く事は生きる事、お一人お一人成長を求めている。

その心にお線香のような火をあるいは暖炉の火のような火をあるいは、
ジェット機のエンジンのような火をずっとずっと灯していくことが出来るような
長く続けていただけるような指導者でありたい。





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