自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年7月6日金曜日

手からの動きじゃない

積極的に手が動いてしまうのは、太極拳じゃない。

多分、何を言っているのかわからないかもしれないけど、
昨夜、長く続けている先輩の動きを見ていて、もったいないと
思ったところを修正させていただいた。

太極拳は軸が動く事で手があとからついてくる。

バラバラではないところがまた難しいかもしれない。

7式の相手の手を引っ張ってくるところの動きだけが、
今まで穏やかだったのに突然手で勢いよく動いてしまっている。

たまたま今日は、心静用意の稽古要諦のところ。

太極拳は、力で動くのではなく意識で動いていく。
武術的にどうのこうのというのは、あまり楊名時太極拳では違うかも
しれないけれども、稽古要諦をよく読み取っていくとこういうところに
気を配る必要を感じてくる。

体幹を意識して、手で動くというよりは、手は引く瞬間に意識が入る程度にして、
腰が回ることで後から手はついていく感じだと思う。

軸がきちんととれていたら、もうこれ以上後ろに手がいかない位置が決まってくる。
重心が股関節のゆるみで移動して、きちんと後ろ脚に中正円転で腰が回り
手を目はきちんと見る。

でもその後は目が先に首を回してから肘から手を折り、
準備した手首をついていく。

首が回るのが先なんだと思ったのは、慧先生の動きを丁寧に見せていただいたことが
あったからで、朝カルチャーの生徒さんと何が違うのでしょうかと
その方と慧先生が二人で動かれたことがあって、
あっ首が先に動いた!とわかった時が数年前にありました。

眼法と手法の大切さを感じた瞬間でした。

手より目が先にいく。

今度慧先生のところで、準師範を受けられる某生徒さん。
まだまだ眼法が甘い。ようやく股関節の緩みが理解出来て来たけれど、
雲手では、股関節が柔らかく使えない。

高いところを目指していて、気が付いたら修正して欲しいとおっしゃる。
稽古のあと動きを見ている。ビデオ撮影もしてお互いに確認しています。
気のボール。肩肘はらないのは良いけども低い。

そんな細かいところを修正するべきなのか?個性なのか?
名時先生は、そんな細かいところを師範は気にしちゃいかんとH先生におっしゃった
というH先生のお話しが頭に浮かぶ。

相手が望むなら。
指導というのもなかなか悩むところです。

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