昨日奥伝審査を行いました。
昨年とは比べものにならないぐらい流れが出来てきました。
修正するところもありますが、昨年と比較して驚くほど良くなりました。
今後の成長がまた楽しみになりました。
どんな事でも同じだと思いますが、回数を重ね、積み重ねる事がどれほど
大切なことかがわかります。
この1年積み重ねてきた事が昨年の中伝とは明らかに変化している。
今日、朝日カルチャーでH先生が同じようなお話をして下さった。
楊名時先生は、素直な心で舞う人の人格が現れる。
日々人格を磨く、無心になって動く大自然と一体になるように動くのを
つかめるようになる。すずやかに舞う事とおっしゃったと話をされた。
感じるのではなくつかめるとは、なんぞや?
すずやかに舞うのは、足の運びの事で、足元をしっかりというお話をされた。
難しい。
今、私は、稽古要諦をあらためて考えて、一つ一つ動きに意識をして動くようにしている。
手の動きを目で追う。
手が先にけして動かさない。手が勝手に動かないように
腰が先に動き手の動きは腰が動かなければ動かさない。1式1式丁寧に気を配る。
そして、定式の寸前というか後というかに手の意識を抜く、
意識を抜いた瞬間手が水中を泳ぐように力が抜ける。
重心の移動は、股関節が緩む事で移動する。
虚実を分けるまでの動きを丁寧に意識して動く。
半歩寄せる時もまず1本軸足で立つまで半歩寄せる足をつくのはやめた。
数年前までは、どんな動きも繊細さを欠いてダイナミックに極端に動かしていたけれど、
一つ一つを極端じゃなく実に繊細を心掛けて、丁寧に動く。
慧先生が心をこめて動きましょうとよくおっしゃっている。
心をこめて動く。奥が深い言葉だとつくづく私自身への伝わり方が
変化してきた。
数年前の意識で心をこめて動いていたつもりだったけれど、
あれは、実に雑だった。(笑)
7式8式で楊名時太極拳は、正面を向く。
慧先生が以前、正面を向きますとおっしゃった。
細かいようだけれど、型に丁寧に向き合いこだわって動いている。
他の方が横を向いている方がいるけれど、正面なんだよな~と少し気になる。
H先生が、こんな事をおっしゃって下さった。
型にこだわらず大自然と一体になるのは、型へ意識を乗り越えてからと名時先生が
おっしゃった。
型へのこだわりを乗り越えてから、はじめて大自然と一体になるのか。
まだまだ型へのこだわりを乗り越えていない。違う人の動きが気になる。
気にしないように、ここは自分の稽古のみだと思うようにしている。
型へのこだわりを乗り越えられる日が来るまで、ひたすら、丁寧に心をこめて動き
楊名時太極拳に向き合おうと思います。
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