自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2017年12月5日火曜日

審査

先日、指導員審査をうけられた男性がいました。
休みが不定期で、プールが好きなので、他のスポーツクラブを辞めて
私のお教室の参加できる教室をあちこち休みが合う時に参加されています。

太極拳とは、本当に不思議な力があります。
初伝の頃は多分まだ動きを覚えていなかったかもしれません。
当時動けるお二人にお助けいただきながら、どうにかピョコピョコしながら
通して動いていたのが懐かしいです。

ピョコピョコという言葉を使ったのですが、普段の歩きそのものが
ピョコピョコ上下に動く歩きで、とても落ち着きがなかった。
あまりコミニュケーションが得意ではない感じでした。
お仕事では、お話から丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

中伝、奥伝と年月を重ね、中伝からは他に審査を受けられる方が
いなかったのでお一人で動かれました。

直接手を持って触って修正することも今までは、ほとんど
しなかったけれど、今回指導員の審査でしたから、
あまりに気になっていた肘の曲げた単鞭の手は、審査の1か月前に
修正したら、本人鏡のあるお教室でしたから、それから審査まで、
ご自分の肘が曲がっている動作に慧先生のビデオを見て気が付いて、
修正して指導員の審査を受けられました。

思い出して見るとあの当時のピョコピョコした動きは、すでに普段歩く姿にも
見られなくなりました。
彼の成長は、驚くほどで、精神もとても安定してきたし、
周りの人と会話がずいぶん出来るようになりました。
まだ自分が中心で自分の思っている事で会話をして、
皆さんの話に耳を傾けるようではない。

これで指導者になりたいと言われたら、まだまだとても無理で、
他の人への思いやる気持ちとかその場の空気を読むとか
人とのつながりが難しいような感じでとても私は、太極拳の指導をOK出来ない
のですが、本人も仕事をしているし定年がほとんどない状況で
指導は出来ないという事で審査したいという事でお受けしました。

師範を受けたから指導者にならなければならない事もなく、
師範を受けた方も私のお教室に来て下さる生徒さんがいますから、
審査にも指導者になるために受ける方と経験された証で受けられる方といます。

とても良い事で私自身、師範である事は、やはりまた新たな出発で
とても良かったから、審査を受けられる意志がある方は、師範にまでなって
いただきたいなと思います。

やはりただし、黒帯をつけて動きが何でも良いというわけにはいきません。
昨日、佳代子先生に本部道場でお稽古させていただいてきました。
指導者じゃなくても黒帯をつけている方は、皆さんが稽古要諦に
合った動きをしているかと見ると。

違う動きや姿勢であったら、知らないのは本人だけで、
生徒さんは、見る目が育ってちゃんと見ている。

これで良いという事はなく、自分でずっと稽古を続けて、
修正していくことが大切で、自分の動きを知らないのは
自分だけ。

指導者として見られるという事は、意識があります。
だからこそ自己流ではいけないと思うのです。

18式佳代子先生の言葉になるほどと思いました。
肩が傾く傾向にある人の肩を修正してもなおらない。
股関節の緩みを正すことが重要だと。。。

確かに

それからいつも思う事は、何かおかしい、上手くいかないという時には、
その前の動きから考えていかないといけないという事。

お教室で半分に分かれて佳代子先生のご指導されている内容について
修正されているところを見せていただいて、またお仲間が見ていて
その仲間同士で修正してという事を繰り返す特殊な通常のお教室とは違う
クラスですが、とても人の動きを見るという事は勉強になります。

昨日も楽しい稽古でした。

土日京都で昨日は東京。
疲れ知らずも太極拳のおかげです。

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