自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2017年10月6日金曜日

平和と太極拳

楊名時先生が、いつも平和を願う気持ち、自分の健康や家族や仲間の健康を
祈る気持ちで太極拳をしなさいとおっしゃっていた。

今の政治の状況、外国で日々起こる様々な事件を
ニュースで見ていると平和のありがたさを感じる。

戦争は、指導者でも軍人でもない女子供たちそこに住んでいる
何の罪もない人を苦しみ死なせてしまう。
外国で暮らしていた日本人が
どれほど犠牲になったか。

昨日、生徒さんで戦争のあと兄弟を亡くしながらも生き延びて
満州から日本に帰国した方のお話を
伺う事が出来ました。

戦争を知らない私にはとても貴重なお話を伺いました。

太極拳をすることが出来る事に感謝しました。
生徒さんの平和への想いは、戦争を知らない私とは
比べものにならないほど深いと思いました。

楊名時八段錦24式太極拳は、武術的な事よりも呼吸を大事にした
ゆっくりな動きの太極拳です。
とくにカルキュラムの中に八段錦という気功法を取り入れた事は、
素晴らしい。

第6段錦、手を交互に天に伸ばしていくとき、ゆっくり動くと
早く動かしたときには感じられない内側の動きが感じられ
横隔膜が引き上げられわき腹の内側が伸びる事が感じられる。

早く動かしたのでは、まったく中の動きが感じられないで
外の筋肉の動きしか感じられない。
だから意識をしてとてもゆっくり動かすように指導の時に声をかけます。

太極拳も同じで恐ろしくゆっくりな動きだから、
自分の中で内側が広がる感覚など深い身体の中の動きが
稽古していると感じられて気持ち良い。

平和であること健康であることに感謝してストレスのない
こだわりの何もないのびのびとした心で自分の身体の繊細な動きに
意識して動く事は、大勢で動いていても一人宇宙の中に舞っているような
何とも言えない感覚になる。

あらためて楊名時八段錦二四式太極拳を学ぶ事が出来て良かったと
思って感謝しています。




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