祝詞(のりと)は神社でお祓いを受けるとき、神主さんが唱えるものですが、
内容は、「神様、食べ物を与えてくれてありがとうございます。
衣服を与えてくれてありがとうございます。」という感謝の言葉が沢山述べられて
います。
人に与えることで、人からの信頼を得る。
これが、日本の姿であり、ほかから奪って征服してきた国とは違う、
文化が人々の心に生きているように思います。
一時的ではなく、長期的に利益を得たいのであれば、自分から与えること。
欲しいなら奪うのではなく与え続けること。
その状態が続けば、みんな感謝して与え続けてくれる人に感謝し続けるように
思うのです。
直接、与えた人からストレートに戻ってくるというものでもなく、
世界は、一つめぐっていて、与えた人からじゃなくて、ひょんなことから、
他の人からまためぐってきたりします。
お互いにみんなが与え続けられたら、どんなに良いかと思う。
植物は、何も言わないし求めない。
だけど花を咲かせてくれて、世話をすれば返してくれる。
世話をしなくても返してくれることもある。
草柳大蔵さんの 花のある人 花になる人 という本があるけれど、
花のような人でいたい。
人に何も求めない。
0 件のコメント:
コメントを投稿