肩について考えて見るといつも面白いと思う。
肩関節は、上にあげると肩の関節は可動域が広がるように出来ている。
よく教室でお話しするのだけれど、テーブルを拭くときだって私たちは、
肩をあげて手が動きやすいようにしている。
それがまあ肩沈肘垂という稽古要諦の面白い事。
肩を沈めていると手は動かしにくい。
太極拳は、手でなんとかする動きじゃないという事がわかる。
あくまでも腰が源になっているというで源動腰脊
という稽古要諦や腰が主になっているという稽古要諦にもつながっていく。
名時先生は、肩をあげると威張りたくなるから肩はあげないんだよと
説明してくれたとH先生が教えて下さった事がありました。
とにかく肩の力を抜いて肩関節を浮かさないと
実に手は動かしにくいから、普段の生活では、何か動くときにはいつでも
肩を上げて動いているので、肩を上げるのは実に無意識となっている。
よほど意識しないと肩が上がる。
肩を意識化におけるようになるには時間がかかるけど、
23式の時に2人組で後ろから肩に一人手をあてておくように
そんな稽古をしている。
それは、11週じゃなくて、12週目の稽古がある教室がほとんどだから
出来る。23式と24式。動きは難しくないようで、実は奥が深い。
虚実を丁寧に動く事太極拳独特の背中から重心を移動するような
外の筋肉で押して重心移動しないように身体の向きを正面に変える。
23式の防御の動き、下半身から伝わる自分の前の攻撃を押し上げるような
動きの時、肩も手も高々と上げたらお腹がとても無防備になる。
肩に手を置かれる、肩をあげないように指示する。あら、手があげにくいと言う声。
そんなに高々と上げないんですよと無意識を意識化して、12週目の稽古を終えた。
意識出来て気が付く事があると太極拳の楽しいと
気付いてくれたら嬉しい。
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