自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2018年1月15日月曜日

芸術的に動くということ

お花屋さんでお仕事をしている太極拳の友人が、
今年もカレンダーを下さいました。

一月の 俵 万智さん
無垢、無邪気、無心、無防備、笑顔とは
無から生まれるものと思えり

お花の写真の横に書かれている。

深い。



土曜日の初稽古の時の慧先生のお話しを伺った。
和尚さんのお言葉をホワイトボードに書いて下さった。

陶然ト
天真ニ
任ス

ゆったりと自然にまかせなさい
という意味。


慧先生がホワイトボードに書きはじめ、あら?この字で良かったかしら?
と書く手がとまり不安そうに師範の先生の顔を見て、書かれている。

慧先生は、こんなことを申しあげると大変失礼なのだけれども、
この完璧じゃなくて、緊張されたり、その抜け感がチャーミングで
計算されたものじゃないこのなんとも言えなさが、魅力的なんです。


楊名時太極拳を慧先生とともに動く。

進先生が、理論を教えて下さる、少なからずその理論が頭に入る。
だけれど、楊名時太極拳を動くときに、ある意味意識下に置いていたとしても、
無智で無邪気で無心で無防備で動くことでそこに一つの芸術性が生まれるように
思える。

そこには、呼吸であったり間であったり
身体の中で頭が天に伸びていくことと地に足がしっかりと下にどっしりすること、
緩み膨らむ身体の中に調和が起こるその心地よさであったり
穏やかな心を養い動き、仲間を思いやる心であったり、仲間と動ける楽しさであったり
いつの日か宇宙と一体になり調和していけるような平和を願い、
そんな動きにつながっていく。


昨日、理事会の前の私の自宅ランチ会。
お教室では言えないという深い指導者の方のお話に耳を傾けながら、
大先輩の80歳を過ぎた先輩のお話しがまた深く印象的で
大先輩のお話しに耳を傾けながら、
孟子や老子のお話を早朝太極拳の担当の先生に伺えたり
楽しい時を過ごしました。

みんな太極拳が大好きなんですよね。


最近つくづく自分の心が定まった気がします。
ブレない。


慧先生と動くとどういうわけか、またさらに定まった心になる。

私にとっての楊名時太極拳の最大の魅力は、心が定まってくること
そんな気がします。







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