自宅前

自宅前
2013年5月18日現在の通り沿い。

2016年7月7日木曜日

面白い

今夜の太極拳のお教室、指導者としても
自分が動くことの理解としても
非常に面白い発見をした。

常日頃、指導の難しさを感じている。
太極拳の動きをまだ覚えていない人が
多く、また新しい生徒さんが入る。

何年も繰り返し稽古して、はじめて、
自分の体を動かす事と稽古要諦の意味が
理解していたつもりが、はっと気がつくことがある。

その事に、自分で気がついて欲しいと思うこともあり、伝えないでやり過ごす事もある。

私の指導では、動きがわからない人のために、
流れが止まらないように配慮しながら台詞のように
動きを伝えている。
慧先生のお教室では静かに動く。
初心者の方が来ても、師範の方が沢山いて
困らずに動けると思う。

私の台詞がないと困ると思っている生徒さんが多く、
このような指導が良かったのか悪かったかと思ったりするけれど、スポーツクラブでは、
しゃべらないと採用されなかったり
するようだから、良かったと思っています

部分稽古で早く動かれた生徒さんがいた、
何でかなぁ?と頭の中で考えて、
そのあと、不老拳をすると言ったのに気持ち良くて最後まで動いてしまい、はっと気がついた。

24式動いて、八段錦後半が、出来ずに、
時間が無くなり申し訳なかったのだけど、
なぜ早く動かれたのかピンときた!

終わりに説明を思わず捕捉したら、
まだ太極拳年数が1年なのに自分の事だとすぐ理解された。その事にも驚かされた。
どうも上手く動けずバランスが悪かったそうです。

その動作の通り、私の台詞は、なっていた。
その台詞は、そんなこと無意識だったかもしれないのに、ちゃんと動作に合っていた。
これがまた、実に稽古要諦に忠実な台詞で、
自分で作った台詞なのに嬉しくなった。

今夜の指導の発見は、我ながら嬉しかった。
生徒さんに感謝感謝。
さらに、もうひとつ、一人の生徒さんを修正した
部分がある。
それは、次のステップの気がして、
言葉にしなかった。

意識するべき事が増えていく。
15年たった今もまだまだ多くの気付きがある。

出来たような気になった5年目、
あの頃の自分が懐かしい。
何が面白いのかと思った時期もあった。

回数と年月を積み重ねたことで、
驚くような発見があったりする。

自分が自分をはじめて知るような
発見がやみつきになり、狂ったように
太極拳が面白くて仕方がない。

自分で発見した事をマシンガンのように
H先生に朝カルチャーのあと進先生の教室と教室の
間にしゃべったら、相当ひかれてしまった。
次の稽古の時、昔、楊名時先生に質問したら、
先生は、師範がそんな細かいこと言っちゃいかんと
しかられたお話をされた。

う~ん。

やっぱりまだ私は、お尻が青い、赤ん坊のようなものなのかなと、思った。

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