最近、調和という言葉にとても深さを感じられるようになりました。
音楽では、和音などと考えると理解しやすいですね。
高い音だけじゃ深みがない、だから低音がある。
でもそれだけでも、物足りない、中間の音が、その和音を調和させて美しくする。
その組合わせで音楽となり、美しいメロディーが奏でられる。
それが、いざ人間となると途端に難しくなる。
持病を持っている方、体調が思わしくない方など、その調子の悪いこと
ばかりが頭の中をめぐってしまう。
痛みがあれば、それこそ他の事を考えている場合じゃない。
そのことに集中しない方が、良いのではと思ってもそのことばかりに気持ちが
集中してしまう。
さらにマイナスな悪い状況ばかりが頭をめぐる。
何か不安なことや、心配事、困ったことなど悩みも同じ。
そのことに囚われて、マイナスなことばかり考えてしまったりする。
そんな不協和音が鳴り響いたら、その時に何か効果的な音楽でいう転調を行わないと
いけない。モーツァルトの曲のように・・・
肉体には、美味しいもの食べたいものを食べて、栄養を与える。
でも肉体だけじゃなくて、心にも愛とか癒しとか平和とかそんな栄養を与えるのが
大切だと思うようになりました。
心が満たされたら、病気も良くなる?
心と身体を結びつける呼吸。
静かな心。
すべての調和が取れて、はじめて人間として魅力が出るのかな?
そんな肉体と心の調和が太極拳の舞も美しくする。
楊名時先生が、心をとても大切にされたことの意味や調和という言葉が、
深く感じられるようになった。
形だけじゃない、心との調和が、人間としての魅力的なメロディーが奏でられるのかな?
テクニックでごまかせない、すべての陰と陽の調和。
最近の慧先生の動きには、何かそういう調和した美しさを感じられ、
少しでも近付けたらと思って24式太極拳を舞う。
0 件のコメント:
コメントを投稿