太極拳の歩法は、軸足が緩まないとそもそも足が前に出にくい。
軸足が緩まないと前にも後ろにも足が出にくい。
普通の歩行と違って前傾にならないのが太極拳で
前に倒れたり後ろに倒れたりしないで前進したり後ろに進んだりする。
膝が少しだけ緩んだ立禅ぐらいの軸足で、高齢者は、縦軸を崩す事なく
足をそれほど前に出さないでも歩を進めても良い。
高齢者が縦軸横軸を崩さず無理なく歩く事が出来る。
前に倒れないで足を出すのは、いつもの歩きとは違うから
ちょっと難しいと感じるかもしれない。
経験を重ねて体幹が安定してくると、足を出す時には、もう少し軸足を
緩めると足が前に出やすい。
足の運びの歩幅は、平均台にのって進んでいくより開いて重心を安定して動く。
この横の歩幅を取るのは、相当頭で意識して身体に叩き込まないと
難しい。
足を寄せる時が、またコツがある。
このコツを細かく指導している。
軸足が踏ん張ると、軸がよほど下半身が強くないと
前傾になるから、どんな人でも楽に寄せられるように
多分私が今説明している寄せ方だと、楽でそして虚実が綺麗に分けられると
思う。
後ろ脚でけって寄せたり、しない。
進先生が太極拳が上下運動とおっしゃったのと佳代子先生に確認してそれで良いと
言われ安心して指導している。
新宿のお仲間のOさんが、大堀先生は、それを元に戻すとおっしゃったと言う。
そうそうどんどん下に緩んで行ったら、地面すれすれになりもう足が運べなくなる。
どこかで元に戻らなくちゃ。
ピョコタンと蹴って頭の位置が突然変わるような動きはしない。
頭の位置を変えないで動くのが太極拳だと言うのと、上下の動きは、
矛盾して聴こえてしまうのが、太極拳が難しく誤解して混乱するところで
それだから面白く深くもある。
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