動作を言葉で伝えながら動く

楊名時２４式太極拳の基本は、看取り稽古なんだと思います。
先生方は、静かに何も話されずに動いていく前半のカリキュラムです。

でも東京から山梨にいらしてもう亡くなられた先生が私に
指導者になりなさいと言い続けて下さり、それと同時に
スポーツクラブなど黙っていてはダメよ、動作を説明しながら動きなさい
ストーリーを考えなさいと言うような事をおっしゃいました。

その先生の言葉は、細かい動作の事というよりも
前から敵が来ました。というようなストーリーでした。
動きながらここはこうするとよろしいですよと聞いていて実に
楽しめる内容の稽古でした。
後半に動き時には静かに動くという内容でした。

それで、その先生の訓えの通り、前半の太極拳は、私の場合動作を説明
しながら動きます。
最近ユーチューブをアップしたら、生徒さんでまだ覚えていない方々は、
私の声があれば、見ないで動けるので、声付き動画を撮って下さいとの要望があります。

なので時間があるときに、いつもの稽古の音声付き動画を撮りたいと思います。
それを聞きながら稽古して下さい。

私が指導をはじめた時に、支部長から引き継いだ教室以外は、すべて初心者でした。
まったくカリキュラムの通りに行いましたから、転身するたびに誰も
動く人が見えないとみんなわからないので、転身するたびにダッシュで移動。
皆さんが転身している間言葉を続けて転身の向きが変わる頃私は皆さんの動作と合うように
動きはじめ、また２０式のあと口でしゃべりながら、転身した先までダッシュして何事もないように
２１式から動きはじめる事をしています。
今は、各教室で覚えた方がいる教室では、前に出ていただいて、
私が走る事が減りましたが、甲府北の生徒さんが、先生が見えないのは嫌だと
言うので、相変わらずダッシュしています。（笑）

新しい方が来て、見えないと不安かなと新しい方がいらっしゃると動くように
したりしています。

これがまた、何教室もやってきたため、慣れてしまい、
何でもござれという感じです。

今月の最後の火曜日に目の見えない方の太極拳を引き受ける事が出来たのも
しゃべりながらの指導があるからで、でも見えるところは説明しないような内容に
していたので、火曜日は、もっと言葉数を増やさないとと今から考え中です。
見えない世界の方への指導は未知ではありますが、
運動を出来る事を考えるよとても良いと思うのです。
目の見えない方のために全国を飛び回るような指導者になりたいと将来の夢は
膨らみます。
いつの日かあちこちの地域で呼んでいただけるような指導者に成長したいです。
夢なので言うだけいっておきます。（笑）