部分稽古三式四式

三式四式動画　　　←クリック

ユーチューブ動画で楊名時太極拳の部分稽古は見て下さる方も
多く、ほとんどコメントが来ないのが実に残念ですが、
だって私の意味理解であって誤解もありかもしれないから。

動画を見ていると相当緩めている虚歩も固いイメージがあるから
まだまだ修正しなくちゃなと思う。
動作は、身体の固い柔らかいとか背が高い低いとか
股関節が固い柔らかいなどの違いがあって当然だけれども
みんな違うから良い。

昨日の稽古で、ふとお婆ちゃんの油絵の先生の所から
帰って来た時に私に話していた事を想い出した。
絵の先生が仕上がったお婆ちゃんの絵に一筆加えると
見違えるように良くなる話です。

藝術は、微差だと思う。
少しの修正が大きな芸術につながると思う。

音楽ならピアノとフォルテの音の領域の幅がある方が奥が深い。
虚実は、その差が大きなほど良い気がする。だからこそしっかりと意識して。。。

楊名時先生の本に健康は、哲学であり芸術であり美であり善であり体を通した文化であり
医学であり武術でありそれを総合したものであると書かれている。
美しく健康である方法はいかに立派なものであっても理論だけでは成り立ちません。
理論はあくまで心を通し、身体を通して得るものの裏付けです。

と書いてある文章が印象的で書きとめている。
いつもこの言葉を眺めて指導に役立てようと思っています。

太極の道は、和の道、許し合い仲良く生きあってこそだとおっしゃる。
大自然の気に癒され、愛の気に生きる。
自然に従うものは生き延び誠は天に通じる。よき人には天の守りがある。
乾かない心で生きる。

形ある物の技（体技）形ないものの技（心技）形なき永遠の宝物（平らかな心、静かな気）に心通わせて

楽しむ事が最高ですね。