今日出来ている事が、明日出来なくなるという事は、寂しい事です。
もう亡くなった母が、そうでした。
昨日まで歩けていたのに突然歩けない。
昨日までトイレに座っていたのに、座ると倒れちゃう。
そんな母を思い出すことがあります。
昨年まで出来ていたことが今年出来なくなるとか、
気力と体力はとの問題に私は筋力が重要だと最近つくづく思います。
楊名時八段錦は、難しい動きではない。
シンプルだけれど、このシンプルで何でもないような動きが、
実に深く股関節の内側の筋肉を柔軟に徐々にしてくれたり、
姿勢を保つ筋肉を作ってくれたり、膝や腰や肩の痛みを軽減してくれる。
内臓が整えられ、内側から健康にいつの間にか導いてくれる。
気と血が流れやすい身体にしてくれる。
楊名時24式太極拳は、難しいとか覚えられないと思う方もいるかもしれないけど、
何となく真似しているうちに、何となく覚えていくし、覚えなくてもぜんぜん良い。
覚えたらまた型が充実してさらに上の世界が見えてくるかもしれないけれど。
80歳過ぎた方が、私の教室に入られる。
覚えなくてもぜんぜん良いのでとりあえず真似して動いていただく。
お仲間が驚くほど、その方の生活のパフォーマンスが上がっていくのが良くわかる。
マイペースでぜんぜん構わない。
手すりにつかまらないと階段の上り下りが出来なかったのに、
安定して手すりにつかまらずに上り下りされている。
つま先立ちが不可能だったのに、いつのまにかつま先立ちされる
時間が伸びてきた。
ご本人が多分一番感じている。
他のお教室で持病の方も何となく腰も下げずに続けられた方、
2年見ていて、歩き方も動きも歩幅も広がって動けるようになってきた。
病気の進行は、とどまっていると思うし倒れそうに感じていた感覚が
改善されてきていると思う。
しゃがみこむと後ろに倒れそうだとおっしゃっていた。
でも最近しゃがみこんでいる。
揃える道具とか消耗品とか何もいらない。
動きやすい服装だけで上手く動こうとか思わなくて良い。
私は最近つくづく楊名時八段錦24式太極拳に出会えて良かったとつくづく思う。
帯津先生の癌に負けない太極拳の本を読んだ。
帯津先生しか書けないと思うすごい本。
今日明日とも3教室づつ。
行ってきます。
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