他のお教室で稽古していた方が、6か月前に師範審査が受けたいという事で
私のお教室に来ている。
半年前、お医者さんの診断で骨粗しょう症でカルシウム剤を飲み始めた。
半年間私のお教室で稽古していたら、骨粗しょう症が治ってしまったという。
カルシウム剤を飲んでいるだけでは、治らないそうで、
お医者さんにとても驚かれたそうです。
その方のスワイショウから修正してしまった。
楊名時太極拳での準備体操で、
自由に動いていただいたら良いと思うのだけれど、本部道場で、
彼女のスワイショウは、正直、先生方にも驚かれてしまうと思い、
指導者は誰?などと言われたら、困る。
何も指導を受けないでただ空手の先生の動きを真似して、
呼吸をどこで吸うか吸わないかを言えないからと怒られ、
ガチガチに固まった動きを丁寧に指導した。
虚実も曖昧で、いつも5対5に重心がある時間が長い。
それを7対3の弓歩に修正して、
それも確かに一瞬の動きの瞬間でしかないけれど、
5対5のまま次の動きにはいるので、そんなところを、もう少し前足に重心を載せて、
つま先から膝は出てはいけないけど、と修正してきた。
そうしたら先日嬉しいお話し。
お医者さんで骨粗しょう症が治ってお医者さんが骨密度に驚いて、すごく褒めていただいたとおっしゃる。
先生のお陰ですとおっしゃる。
半年虚実をきちんと指導してきただけなのに!
太極拳のすごさに私が驚いた。
その話を昨夜の教室の生徒さんに話したら、この方も他のお教室を休みがちだった方だけれど、
先生!私も骨粗しょう症なんです。薬をいくら飲んでもなおりません。
お願いしますという。
あまりいろいろ言うと嫌かもしれないとここ3回目ぐらいだけれど、あまり修正もしなかった。
10式の雲手の波打つ肩を平らに動いてと言ったぐらい。
体管のないふにゃふにゃしている彼女けれど、そう言われたので稽古が終わった後まずスワイショウを修正した。
関節をほぐすのが目的のスワイショウだからそんな難しい事は、言わないのだけれど、
重心の移動が、意識されていなくて、ぶんぶん回っているようだけれど、
多分5.5対4.5ぐらいの重心移動の雰囲気。
進先生のような指導のように足はあげたりしないけれど、
慧先生のスワイショウのきちんと虚実が分かれた回転の動きを
足裏で感じて欲しいと思った。
ゆっくりで良いのよ。ちょっと重心の移動をするんだと頭で意識して見て!と言った。
終わった後の5分。
重心移動したら今度ダンスのようにお尻をふっちゃった。
それはダンスと私が真似したら、他の生徒に、先生のこんな風に動いちゃダメですという
変な見本が上手と褒められた。
生徒に載せられ、ついつい独立歩のお尻でっちり残しの動きを披露してしまった。
慧先生が下半身が上半身を連れていってとおっしゃるところ。
これを頭が先に動かすとお尻が残してきちゃう。
変な動きを笑われる。
そんなことに喜びを感じる私は、祖父母が関西人だからかなとふと思う。
でも終わった後も顔も手足も冷たくて気血が巡らなかった冷え性の彼女が、
きちんとスワイショウを意識して動いたら、顔が赤く身体が熱く見ていて血色がよくなった。
多分、骨粗しょう症も冷え性も治るのではないかと嬉しくなった。
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