頭って重たい。
だいたい6キロから7キロあるらしい。
昨日、首や腰椎などあちこち痛くて今は、手が上がらないと
体調不良を理由に旅行をキャンセルされる話を伺いました。
以前から、この方は、頭をかしげる癖があると思っていました。
年齢を重ねるとやっぱりこの癖がこのような身体の不調につながるんだと
思いました。あまりにも調子が悪そうで、遠くにお住まいだし、黙っていました。
痛みがあり具合が悪い時には、やはり安静が良いでしょう。
この癖をお伝えしておいたら良かったと思いました。
お教室の生徒さんだったら伝えていたかもしれません。
ちょっと前に、木曜日の望月先生のお教室で後ろから見て、一人の女性が
やけに身体が傾いているのが気になって、声をかけました。
気がつかなかったとおっしゃってました。
それから1か月ぐらいして、それまでお医者さんにもわからなかった
体調不良が治ったというのです。
私に感謝の言葉をおっしゃる。
そうなんだ~、身体って真っ直ぐにするだけで、体調も良くなるんだとその時思いました。
肩が左右どちらかに傾いている方はとても多いい。
でも自然にバランスが取れて今まで心地よく生きてこられたものを
だからどうってことでもない気がするし・・・・身体の中の背骨が傾いているために
それでバランスが取れているかもしれない。
佐藤先生は、伝えて、その時、直るなら直るから伝え続けた方が良いと
おっしゃいました。
もしかしたら内臓のどこかに負担をかけているかもしれない。
太極拳で、はじめに行う立禅。
どっしりとして緩めた下半身に引力に逆らわないようにまっすぐ上半身をのせて立つ。
かかと重心だけれど、どちらかというと内側かかとよりの重心。太い骨の上に引力をのせちゃう。
でも足の指もしっかり根を生やしたように立つ。
顎もひいて頭は上から釣りあげられているようにして首もまっすぐ。
これがなかなか難しい。
尾骨を立てる。でも股関節は緩める。
身体がそっちゃう人がおおいい。
自分ではなかなか気がつけない。
ところで、ボルトが金メダルをとったあと行うあのポーズ。
太極拳で行う八段錦という気功法で、2段錦、7段錦で行う馬歩の足の形から
行う動作で、真っ直ぐに沈みこむのですが、腰が弱いのかなあ?
あのボルトのポーズになっちゃう。
腰が傾いてしまう。
これがまた自分では気がつけない。
この腰のくねりがスワイショウにも表れてしまう。
人間の頭が重たい。
頭をまっすぐに背骨じゃなくて、身体の真ん中に一本まっすぐに竹が突き刺さっているような
そんな感じで背中心に気を通すことが出来るには、年月が必要ですが、
気がつかない無意識を意識に変えていただけるように・・・・
指導のむずかしさ。
私も出来ているかどうか?
立禅のむすかしさ。
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