身体と対話

楊名時太極拳の魅力の一つに、自分の身体との対話がある。

動いて重心を移動してみると、ああ今日の筋肉は、
こんな感じなんだなとか、バランスがこんな感じなんだなとか、
ゆっくりな動きなので、いろいろ発見がある。

昨日20代の女の子の動きを見ていて、心はとても集中して動いている中で
ものすごく頑張って動いているのを見て、
若さを感じられ、可愛かった。
21式の裏拳を振り下ろす時に
背式といって肩甲骨飛び出して、左手を下に緩めてこないために起こる
状況だったのを、そのあと修正する気になれなかった。
久しぶりに出て来て、張り切っている心の様子が可愛らしくて、
まだ1年にも満たない動きを、久しぶりに来た子の動きが正確でなくても
どうでも良いように感じられた。

その後の縦の拳にするところは、きちんと腰が使えて背式にはなっていない。

その張り切っている動きが私には楽しく、また他のやはり年数が1年に満たない
こちらも30代の若い子が、封じる手を出した時の足がどういうわけかクロスしていたけど、
きっと前の人の方を向いて動いていたんだろうなあ～と思って、
そのうち修正するか気が付くかを待とうかと思いました。
次の21式の指導の時に来れたら、全体の指導で説明してみようかと
思いました。

ある程度動きを覚えてきた方に少しの修正をする事があるけれど、
相手が望んだ時は、特別に言いますが、でも指導は難しいなと感じる事があります。

変な動きの再現を見せたりする。メチャオーバーにやってみる。
私の変な動きに爆笑になる事がある。
あるあると思われるのかも。。。

4月から新しい教室がはじまったり、ゆーぷる韮崎教室が須玉健康ランドに移動して
リニューアルする。
新しい方が沢山入られると期待して、自分がはじめての時に
感じた全然わからない不安感を取り合えず動いていれば良いのかなと
思えるように丁寧に指導していかなくてはと気持ちを新たに、
4月から全教室、再出発の気持ちで楽しくと思っています。