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2019年9月17日火曜日

上下相随

まだまだ残暑が厳しいですね。
朝晩は少し涼しくなりましたが、昼間の山梨は暑い。

太極拳をはじめに習っていた頃は、上下相随という意味をおおいに勘違いしていたと思う。
最近つくづくこれは、とても協調完整と似ていると感じている。

名時先生の18式などは、まさにほぼ最後の方まで重心が後ろにある。
最後にひねり押す時に前足に重心がうつりフォロースルーで伸びていく。

考えるとゴルファーのプロとアマの違いぐらい重要な事で、
アマのゴルファーは、重心が早く前足に移り軸がぶれて頭の位置が動いてしまう。
それにくらべてプロは、頭の位置が変化しないで後ろ足に重心が残り前足が壁のようになり
ボールを打つまで重心位置が変わらない。打ったあと前足にフォロースルーで移動していく。

野球選手の良いバッターも同じ。

太極拳は、というとみんなほとんどの人が重心が早く前に移動してしまう。
これでは武術という意味では、打ててない。
打つ後にフォロースルーで体重を前足に載せて行く感覚が必要。
やや後方で押すという感覚で多分丁度良い動きになると思う。

さすがに名時先生の動きだと思う。
重心の移動がまさにこの通り。

最近このことに非常に意識がいって、私の指導も細かくなった。

上下相随の意味が実に深くなった。

18式だけじゃないじゃないか!!と名時先生の太極拳を見ていてはっとした。

ぼんやりとした理解がさらにはっきりとした理解に変化してきた。
多くの動きを動いていたけれども、それは、ある意味ぼんやりとした意識の
中での動きだった。間違いではない動きだったけれども意識が実にぼんやりしたものだった。

そうかそうか!
それが、生徒さんの動きを見ての何か違う違和感。

まあそこまで細かい指導をする必要があるかないかは別として
自分は、何だかとてもすっきりした。

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