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2018年11月15日木曜日

第七段錦

私は、前にも書いたかもしれませんが、この八段錦の中の第七段錦が好きで
好きでどうしても何としても太極拳の稽古が中途半端な終わり方になったと
しても後半の八段錦の第6段錦から3つは、やりたいのです。

時間がない時は、この後半の八段錦ははぶいても良い事になっています。

でも週に一度稽古をされる生徒さんに、この後半の八段錦をやらないことは、
とてももったいない事だと思ってしまうからです。

だからほとんどの教室で、第六第七第八段錦は、やるようにしています。
抜かす第五段錦は、やらないことがほとんどです。

第七段錦は、血管をしなやかにして全身の筋肉運動です。
東大の先生がおっしゃったように、遅く動かす筋肉は、奇形に出来て癌化してしまうような
細胞を新しく作り変えてくれコラーゲンも再生してエイジーレス効果が高いのですから
これをやらない事は、もったいないと思うのです。

自分の勝手な思い込みかもしれませんが、私の教室の生徒さんのご病気が良くなるのも
第七段錦を毎週欠かさないからじゃないかとも思っています。
そして太極拳の上達にこの二つ目の騎馬立を後半毎週続けることに
ものすごく意味があると思っています。

名時先生の八段錦という本に、へそより下のあたりの丹田に力を入れると、健康と勇気が出るといわれ、臍下丹田という言葉もあり、下腹に力を入れろというのは、昔の人の知恵です。丹田は精気の源です。
腹式呼吸などによって腹圧が高まり、副交感神経が興奮して、頭蓋圧、腹圧が変動し、刺激されることになります。それが脈拍を落ち着かせて、血圧を下げる効果があるということは、
医学的にも証明できる事です。

と書いてあります。
大切な事として上虚下実、内外相合、剛柔相済 などの説明があります。

全体として緊張しすぎかと思われる呼吸と動きの中にあってふっと息をはいて緩めたり
握りしめたこぶしを急に弛緩させたりして双方のバランスのすばらしさを感じるのです。

だから、私、ほとんどの教室で、この第七段錦を必ずして、よほどのことがないと
やらないという事はない。
部分稽古よりも大切にしているかもしれません。

1時間の稽古のお教室などまさに短い時間だからこそ、八段錦を大切にしています。

でも1時間の教室の方でも青空太極拳などのユーチューブ動画をみると
上手に動かれている。
やはり下半身が充実してくるのが結果太極拳が上達する近道だと思っています。


と書いてあります。

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